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「材質エディタ」ダイアログボックス(拡張モード)の「エキスパート」タブ

光が材質に当たったときの光の動作方法を制御して、材質の可視性を制御するための詳細設定値が含まれています。



設定説明
投影 オンの場合、材質の影を投射することができます。

オフの場合、材質の影は投射されません。

受像 シーン内の他のオブジェクトからの影を材質に投射するかどうかを制御します。


床材質の「受像」設定:オン(左)とオフ(右)

可視 シーン内の目線にある材質の可視性を制御します。つまり、材質のある幾何図形をレンダリングするかどうかを設定します。

オフの場合、材質が適用されている幾何図形は、レンダリングされた画像では"肉眼"で見えなくなります。幾何図形は、照明の計算には組み込まれるので、ビューには影ができますが、幾何図形そのものは非表示です。反射および屈折している場合は、見えることがあります。この設定は、対象となるアイテムを邪魔しているオブジェクト(木など)を取り除きたいときに役立ちます。

次の画像では、ティーポットの材質の「可視」が左はオン、右はオフに設定されています。右の画像の場合、ティーポットの材質の影ができ、ティーポットは見えませんが、反射している画像が見えることに注意してください。



間接光を反映 間接照明を当てたときの材質の可視性を制御します。オフの場合、その材質を使用している要素は、シーンの間接照明に寄与しません。

次の画像では、間接光源である光プローブから照明が当てられています。左の画像では、ティーポットの材質の「間接光を反映」がオンに設定されているので、ティーポットの底に影ができます。右の画像では、オフに設定されているので、ティーポットの影は生成されません。



屈折光を反映 屈折による材質の可視性を制御します。

次の例では、ティーポットの前面にガラスブロックがあり、ティーポットの右半分を覆っています。ティーポットの材質の「屈折光を反映」は、左の画像ではオン、右の画像ではオフです。



反射光を反映 反射による材質の可視性を制御します。

次の例では、ティーポットの材質の「反射光を反映」は、左の画像ではオン、右の画像ではオフです。



切り取り材質 材質に関連付けられた図形が切り取り領域によって切り取られるときに、別の材質が表示されます。ドロップダウンメニューには、使用可能な切り取り材質が一覧表示されます。切り取り材質は図マップも利用できるので、陰線表示の場合にも図マップを表示できます。